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染織のふるさとを訪ねて〜紅型

2015.01.22

「美しいきもの」の冬号見ましたか?
清水学園理事長
国際文化きもの学会理事長の
清水とき先生の誌上きもの大学
『染色のふるさとを訪ねて』164ページ
今回が最終回になりました
最後を飾るのは沖縄『琉球紅型』です
私とうちの社長である旦那さまも同行いたしましたー(^^)
長い歴史を誇る『琉球紅型』
紅型は染織王国沖縄で唯一の後染め
明るく美しい色の仕上がりは、独特の技術によるところが大きいのです
型で糊を置き、彩色は刷毛と筆で手挿しするという独特の手法で線がソフトなのが特長
もうひとつは文様に濃い色を入れてぼかしをつける『隈擂り』(くまずり)
葉脈を入れたり輪郭を強めたりすことで色と文様を引き立たせる効果的技法です
紅型宗家・城間家当主
15代目城間栄順さんをお訪ねしました
城間工房さんです(^^)
栄順さんは県指定の重要無形伝統工芸技能保持者
その洗練された作風で、紅型を都会的な社交着に広めた第一人者です
お父様の栄喜さんは戦後途絶えていた紅型を復興させ、多くの後進を育てた功労者
栄喜さんのお弟子さんに
人間国宝の玉那覇有公さんがいます
この道30年の職人さんが図案の準備中
左がとき先生(^^)

左の栄順さんの奥さま・勝美さんも
工房で一緒にお仕事されてます
色挿し中〜

とき先生と私でパチリ

16代目となる予定の息子さん栄市さんの奥さま、あずきさん(左)(^o^)/
あずきさんも工房でお手伝いしています

紅型の作業はおおまかにいうと
図案作成
図案準備
型彫り
型置き
糊置き
色挿し
蒸し
水洗い
地染め
蒸し
水元(水洗い)
干し
全てが手作業びっくり!
たくさんの職人さんが携わっています
すごいですね〜キラキラ 
みんなで記念写真V(^_^)V
後ろの紅型は息子さん16代目
城間栄市さんの作品「とぅいみなー」(鳥貝)
真ん中がもちろん城間英順さん
その左はうちの社長ですチョキ

台風が接近している中行われた取材でした
そんな風に見えませんよね
和やかな雰囲気でした(*^^*)
それから、これが当店にあります城間栄順さんの【結びかごらん】という作品
九寸名古屋帯です
純国産高級絹糸・松岡姫の縮緬に染めています
織りの着物に合わせると、とても素敵キラキラ 
356,500円(税抜、仕立て・色止め加工込み)
沖縄旅行の楽しみの中に一生物の紅型名古屋帯はいかがでしょうか