来る2月19日は旧正月ですね
明けると沖縄の伝統的風習である
生年祝い(トゥシビー)シーズンです
人生初のトゥシビーは
数え13歳で行われる「十三祝い」(ジュウサンユーエー)ですね
小学五年生のお子様たちが対象です
女の子は嫁入り前に実家で祝う最後のトゥシビーなので盛大にお祝いします
今年は未年
旧正月明けのひつじの日、今年は2月24日がその祝いの日に当たります
大抵は、その辺りの休日等に家族や親戚でお祝いしたり
学校でお祝いしたりしているようです
トゥシビーのもともとの風習は、厄年なので厄払いの願立てが行われていました
厄払いとして、新しい着物を作る風習があり
今に至っています
十三祝いの着物は「本裁ち」(ほんだち)といって
着物は大人の裁ち方をし
まだ肩上げをして幼さを出すようにします
袖丈も長く、華やかな振袖
十三祝いに着物を作っても、その後着ることないからもったいない…
…という話を耳にします
ところが、
十三祝いに着物を作ったので、せっかくだから正月やらいろんな時に着せるようにしています
成人式の振袖をつくるまでに沢山着せたいです!
…という話もよく耳にします
そうなんです
着物を作ると、何度も着たくなるし、何度も着せたくなるんですよ
正月や親戚の結婚披露宴、親戚の生年祝い
着ようと思えば機会はいくらでもあります
うちの娘たちも、十三祝いで着物を作り
まだ1〜3年しか経ってませんが
もう4〜5回は着ましたよ
成人式までにたくさん着せたいです!
十三祝いの着物は、成人式用の振袖を肩上げして用意したり
十三祝い用のきものもあります
また、大人用の華やかな小紋を十三祝い用の振袖に仕立てるのもいいですよ
写真右の黒地に胡蝶蘭の振袖がまさに小紋を振袖に仕立てたきものです
いろんな方法がありますので
どうぞお気軽にご相談下さい
お仕立ては3〜4週間程かけて丁寧に仕上げますので
どうぞ余裕を持ってご来店下さい
十三祝いのきもの
2015.01.29