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織りの最高峰『結城紬』

2015.02.06

沖縄は年間でもっとも寒い時季を迎えています
だから〜
結城紬を着てみましたニコニコ
あったかいハート
これもうちの会長であるお義母さんの着物を洗い張りし
再度私の寸法へ仕立て直しています
結城紬はですね
大島紬、塩沢紬と並んで三大紬といわれ〜
……塩沢紬のかわりに牛首(うしくび)紬をいれる場合もあるようです♪赤
その中でも結城紬は
茨城県結城市を中心に生産され
「糸質強靭、染色堅牢(けんろう)、製法精緻(せいち)」とうたわれ
『織りの最高峰』と賞賛されるきものです
本場結城紬の工程は全て手作業ですが
そのうち
糸紡ぎ(いとつむぎ)
絣括り(かすりくくり)
機織り(はたおり)
は、国の重要無形文化財の指定を受けていますびっくり!
撚りをかけない手紡ぎ糸を地機(じばた)で手織りした生地は
真綿(まわた)のように柔らかくて軽くふっくらと仕上がります
その上皺(しわ)になりにくいのです^_−☆
匠の高い技術力を結集して織られるからこそ
非常に丈夫で
着れば着るほどつやが出て体になじむので
『結城は一度寝間着にしてから外出着にする』とか
『三代着て味が出る』
と言われるほど高品質を保っていられますキラキラ 
精巧な文様は十字や亀甲で表しています
小さく細かい程
絣括りや機織りの工程は複雑になるのでその分高価になります
糸の文様になる部分を木綿糸で糸括りして
地染め後に白く残し
それから絣文様を合わせながら十字や亀甲文様を表すという手業
日本の職人の技って素晴らしいキラキラ 
織りの着物は、染めの着物より格が下がります
ですから正装、礼装には向きません
街着、お出かけ着といったカジュアル用になります
結城紬のような高い技術で織られた着物でも
染めの着物より格は下がりますが、値段は高価になるんですよね
このアンバランスが着物好きの方にはたまらないようですニコニコ

私の着ている結城紬は
重要無形文化財指定の工程で織られている訳ではありませんが
高機(たかばた)の手織りで
白地に亀甲絣で流れるような大きな花柄を表しています
真綿のような温かさや柔らかさ軽さを感じ
とっても気持ちいい〜(((o(*゚▽゚*)o)))ハート
着付けもとっても楽なんですよ
お気に入りの一枚です
紬に目覚めて来た私キラキラ 
うちの店にも
本場結城紬ではありませんが
紺地の結城紬ありますよ
結城はその渋さも魅力ですキラキラ 
秋冬の単にちょうどいい結城縮もいかがでしょうか
沖縄では最も着用期間が長いかも(^^)
また、
お好みの色や雰囲気を伺ってお取り寄せし
店で選んで頂くこともできますので
どうぞご相談下さいね〜(^o^)/
織りの着物に染めの帯
王道ですね
鮮やかな緑色の地色に
丸に横縞、その中に赤い実の付いた枝葉を描いた
染めの太鼓柄名古屋帯を締めました
着て思ったんですが
このコーディネートはクリスマスにもいいかも♪赤

(参考)すぐわかる染め•織りの見分け方