沖縄は年間でもっとも寒い時季を迎えています
だから〜
結城紬を着てみました
あったかい
これもうちの会長であるお義母さんの着物を洗い張りし
再度私の寸法へ仕立て直しています
結城紬はですね
大島紬、塩沢紬と並んで三大紬といわれ〜
……塩沢紬のかわりに牛首(うしくび)紬をいれる場合もあるようです
その中でも結城紬は
茨城県結城市を中心に生産され
「糸質強靭、染色堅牢(けんろう)、製法精緻(せいち)」とうたわれ
『織りの最高峰』と賞賛されるきものです
本場結城紬の工程は全て手作業ですが
そのうち
糸紡ぎ(いとつむぎ)
絣括り(かすりくくり)
機織り(はたおり)
は、国の重要無形文化財の指定を受けています
撚りをかけない手紡ぎ糸を地機(じばた)で手織りした生地は
真綿(まわた)のように柔らかくて軽くふっくらと仕上がります
その上皺(しわ)になりにくいのです^_−☆
匠の高い技術力を結集して織られるからこそ
非常に丈夫で
着れば着るほどつやが出て体になじむので
『結城は一度寝間着にしてから外出着にする』とか
『三代着て味が出る』
と言われるほど高品質を保っていられます
精巧な文様は十字や亀甲で表しています
小さく細かい程
絣括りや機織りの工程は複雑になるのでその分高価になります
糸の文様になる部分を木綿糸で糸括りして
地染め後に白く残し
それから絣文様を合わせながら十字や亀甲文様を表すという手業
日本の職人の技って素晴らしい
織りの着物は、染めの着物より格が下がります
ですから正装、礼装には向きません
街着、お出かけ着といったカジュアル用になります
結城紬のような高い技術で織られた着物でも
染めの着物より格は下がりますが、値段は高価になるんですよね
このアンバランスが着物好きの方にはたまらないようです
私の着ている結城紬は
重要無形文化財指定の工程で織られている訳ではありませんが
高機(たかばた)の手織りで
白地に亀甲絣で流れるような大きな花柄を表しています
真綿のような温かさや柔らかさ軽さを感じ
とっても気持ちいい〜(((o(*゚▽゚*)o)))
着付けもとっても楽なんですよ
お気に入りの一枚です
紬に目覚めて来た私
うちの店にも
本場結城紬ではありませんが
紺地の結城紬ありますよ
結城はその渋さも魅力です
秋冬の単にちょうどいい結城縮もいかがでしょうか
沖縄では最も着用期間が長いかも(^^)
また、
お好みの色や雰囲気を伺ってお取り寄せし
店で選んで頂くこともできますので
どうぞご相談下さいね〜(^o^)/
織りの着物に染めの帯
王道ですね
鮮やかな緑色の地色に
丸に横縞、その中に赤い実の付いた枝葉を描いた
染めの太鼓柄名古屋帯を締めました
着て思ったんですが
このコーディネートはクリスマスにもいいかも
(参考)すぐわかる染め•織りの見分け方
織りの最高峰『結城紬』
2015.02.06