新着情報

この世でたったひとつの振袖

2016.07.13

つい先日
うちの子供達が通う英会話教室の先生からお願い事がありました
先生のお嬢さんが来る1月に成人式を迎えるとのこと
『私が成人式に着た振袖を着せたいと思っています』
その振袖は先生のお母さまが成人式のときに着たもので
そのまたお母さま、つまり先生のおばあさまがご用意してくださった振袖とのこと
なんと50年を超える年月を重ねた着物なのです(@_@)
今度成人式を迎えるお嬢様にとってのひいおおばあちゃまには当たりますが
ご主人を早くに亡くされ、女手一つで子供6人を育て
成人式には振袖を用意してくれたそうです
おばあさま、お母さまの成人式という人生の大切な節目の時
そう、人生で最も美しい時
その美しさをさらに華やかに彩ってきた振袖
お母さま達が、大切な娘たちを想って、愛情を込めて引き継いできた振袖
英会話教室の先生は
『大切な宝です』 と話してました(*^^*)
そんな大切なお着物を預けて頂いてありがとうございます(*^^*)

(イメージです)
私たちはそんな大切な着物を蘇らせるためにがんばりますo(^▽^)o
まず〜〜
1. お預かりして〈洗い張り〉します
………着物の縫製を解いて、元の反物の形に繋いで洗うこと。
   ある程度の汚れ、シミが落ち、発色も良くなります。
2. それから裏地である、胴裏(どううら)と八掛(はっかけ)は
時を重ねて変色しているので取替えます
3. 洗い張りした反物からお嬢さまの寸法で振袖を仕立てます
4. 長年かけてついたシミはどうしても落ちないことがあります
仕立てで工夫してできるだけ隠します
5. 仕立てで工夫しても隠れず、でもどうしても目立つかな〜というシミだけ、シミ抜きします
解きの職人
洗い張りの職人
シミ抜きの職人
仕立ての職人
私たちのような呉服店
着物を蘇らせるために沢山の人の手にかかります
お母さま達の大切な想い
娘達を思いやる気持ち
私達、きものに関わるものは
その想いを守るために、繋ぐために力を尽くしますp(^_^)q
喜んで下さる顔を思い浮かべながら……
ECC英会話教室のゆみ先生のブログにも紹介してもらいました
ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o)))
コチラです 右 「輝く私になる方法〜サロンアルシャンジュ〜」