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芭蕉布「人間国宝・平良敏子」白寿記念展

2019.03.23

重要無形文化財『芭蕉布』保持者  人間国宝  平良敏子さん
初めてお目にかかりました
初印象は、「可愛い!」

99歳のこんなに小さい体で小さい手で
芭蕉の木を切り倒し
皮を剥ぎ、大釜で煮て
細い細い糸を績む
今では目はあまり見えないそう

手で触り、感覚で績んでいます
シワシワで、長年の作業で変形している小さな手は『魔法の手』
写真撮影しても手がぶれて写りません
歳を感じさせない手さばき、速さですピカピカ

平良敏子さんの白寿記念作品展は
世界遺産 国指定特別名勝「識名園」で 3月24日(日)まで開催しています
素晴らしい石畳です
歩きやすい靴でどうぞ😄
作品展は、かつて琉球王国時代、貴人をもてなした「御殿」(うどぅん)で行われています

作品は、白寿記念として九十九作品
魂込めて作り上げた珠玉の作品ばかりです
琉球藍や車輪梅(テーチキ)、福木を使って糸を染め、絣柄は縞、格子柄などを表します
もっとも素晴らしいと感じたのは、うちの社長も私も一致!
細い細い芭蕉の糸を使って織った透き通るような着尺でした
細く上質な糸を作れる糸芭蕉が少なくなってきている事と
大変細やかでいつまでも続く果てしない作業を根気よく続ける
その事を考えると
ため息が出て、気が遠くなるばかりです

平良敏子さんと記念の1枚
大切な大切な思い出になりましたピカピカ   ありがとうございますピカピカ