首里織・山口良子先生の工房へ行ってまいりました
いつもにこやかに楽しそうに織物のことを話してくださいます
「私はとても織物のお仕事が好きなんだと思います」とニコニコと仰っているのがとても可愛らしい山口先生☺️
首里花織着尺「投網(とあみ)」
平たく置いているのに、網目が波打っているような動きを感じさせます
「漁師さんたちが、海で漁のため網を投げているのをテレビの映像で見た時に、この網の目、形がすごくいいなと思って、図案化しました
物差しで引いたような感じは好きじゃないんですよ
揺れている、なびいている、流されているといった動きがある立体感があるのが面白いと思います」
糸は、工房の方で車輪梅とインド茜の煮出し生葉で染めています
「どんな色に染まるのか、染めてみないとわかりません
だから、全く同じものはできません この世にたった1本だけです」
薄墨がかった桜色で、光沢があり柔らかい触り心地
「紬というより、色無地のような感じで縫い紋をあしらって着ても良いですね」と山口先生
手間と時間をかけて織られた首里花織着尺「投網」は
とても気に入って下さったお客様のもとへ‥‥☺️