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十文字屋呉服店100年余の歴史

2012.12.14

十文字屋呉服店は創業100周年を迎えました
そこで、良い機会なので100年の略歴をご紹介キラキラ 
 京都の十文字屋の次男 中西惣吉(そうきち)【初代】が沖縄に渡り、大正元年(1912年)に旧那覇市上の蔵にて十文字屋呉服店を創業。中西久四郎(きゅうしろう)【二代目】と共に店を切り盛りし、その後、旧那覇市石門通りに移転、拡張しました。また、惣吉は観世流謡曲の大家として、多くの弟子を育て、沖縄に謡曲を広げました。
 その後、太平洋戦争が始まり、昭和19年(1944年)10.10空襲で那覇市の大半は焼失、十文字屋呉服店と家も焼けて無くなりました。久四郎は、戦時中、那覇市警防団副団長として働き昭和20年(1944年)に殉職。現在、沖縄県消防学校にある沖縄県消防殉職者之碑に名が刻まれております。
 戦後の復興時代、中西久彌(ひさや)【三代目】は修業を積み、昭和32年(1957年)妻 康子(やすこ)【現会長】と共に、十文字屋呉服店を現在沖縄三越のある場所(大越デパートと大宝館の間のビル)で再興することとなります。昭和42年(1967年)沖縄三越の建設工事に伴い、現在の場所(国際中央通り)に移転しました。久彌は、沖縄におけるきもの振興のため、きものの女王沖縄大会の審査員や沖縄きもの振興会会長などを務めました。また、奉仕活動にも積極的で、那覇東ライオンズクラブに所属し、平成13年(2001年)には、ライオンズクラブの337D地区(鹿児島、熊本、沖縄)のガバナーにも就任しました。
 久彌の長男 中西久和(ひさかず)が十文字屋呉服店の跡継ぎとして平成元年(1989年)に、神戸での修業を終えて入店しましたが、平成12年(2000年)に志半ばで他界しました。
 その後平成14年(2002年)に次男 中西久治(ひさはる)【四代目 現社長】が入店し、平成24年(2012年)11月に社長に就任し、現在に至ります。

100年もの歴史を数十行で説明できるものではありませんが
少し分かって頂けましたでしょうか♪赤