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あれから一ヶ月

2014.10.20

沖縄三越が57年の歴史を閉じてから明日でちょうど一ヶ月
国際通りが寂しくなりました
当店へお越しになるお客さまも口々に「寂しくなったね」と話します
沖縄三越と十文字屋呉服店とはちょっとした関わりがありました
三越も前身は呉服店であることはご承知の通りです
沖縄三越は建設業大城組の創業者、大城鎌吉氏が1957年に創設した百貨店「大越デパート」が前身
70年10月には隣接する映画館「大宝館」と合わせて改装し、東京の三越と提携して「沖縄三越」に名称を変更しました
91年には裏手の民家や店舗地主を取り込んで再開発し、売り場面積を2倍の約1万2千平方メートルに増床
地元客や観光客でにぎわう那覇市国際通りのシンボル的存在でした
十文字屋呉服店は昔、現在の久米の当たりにありましたが
先の太平洋戦争の十十空襲で消失し
昭和32年(1957年)に、現会長・中西康子と先代の故・中西久彌が
現在沖縄三越のあった場所(大越デパートと大宝館の間のビル)で再興しました
沖縄三越の建設工事に伴い、しばらくの間大越デパートの中で営業し
昭和42年(1967年)現在の場所(国際中央通り)に移転しました
国際通りには呉服店は、今や十文字屋のみとなりました
本物のきものを着たいと願うお客さまのご希望と信頼にお応えして
今年で創業102周年目を迎え、社長も4代目となりました
今後もお客さまの厚い信頼に応え一層精進して参ります
どうぞこれからも皆さまのご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます